バイクのパーツ「プーリー」とは
バイクはギアのあるものとないものがありますが、ギアのないバイクはオートマチックでギアが変化するタイプです。
このタイプはギアが速度に応じて切り替わっていくためにプーリーというパーツが必要となります。
プーリーはスクーターなどによく利用されているもので、場所としてはVマチック機構の左右にあるパーツです。
丸い形をしているこのパーツは、エンジンの回転数によって円の径が変化しギアが変わる仕組みを持っています。
内部にあるウエイトローラーなどの作用を受けてギアが変わるのです。
オートマのギア変更には欠かせないプーリーですが、このパーツも経年劣化するパーツとなります。
定期的に交換し常にいい走りができるバイクにしましょう。
プーリーはいつ交換すればいいの?
交換時期は通常ウエイトローラーを見て確認します。
プーリーの内部にあるウエイトローラーを確認し劣化しているようなら交換時期です。
目安のキロ数としては、1万から2万キロとなっていますので、1万キロを越えたらそろそろ交換を考えていくといいでしょう。
ただこのパーツに関してはメンテナンス経験が少ない方には不向きです。
自分でメンテナンスする事が難しい場所なので、慣れていない方はバイクショップの点検の際に確認してもらい交換するか、車検の時に交換を考える方がいいと思います。
プーリーの交換はどうやって行うのか
専門知識、バイクのメンテナンス技術を持っている人が行う方が安心ですが、メンテナンスしてみようという方は交換方法をよく確認して行いましょう。
難しいと思う時には専門家に預ける方がいい部分です。
エンジンを切って駆動系のケースカバーを外します。
ガスケット、左のプーリーナットを外しますが、この時プーリーレンチとソケットレンチが必要です。
右のクラッチを外す時にもシザースホルダーやソケットレンチが必要となります。
右のクラッチを外したらプーリーを外し新しいものと交換です。
新しいプーリーに交換したらベルトも新しいものと交換して、取り外したときとは逆の手順でクラッチ、ナットを取り付けます。
ガスケット、ケースカバーを取り付けてからプーリーが正しく動くかを確認し終了です。
プーリーの交換の注意点
作業中に汚れている部分はウエスなどできれいに汚れを取り除きましょう。
専門家にお願いした方がいいという理由の一つには、駆動系など規定トルクがあるためということもあります。
プーリー、ベルトの交換は部材プラス工賃(4000円くらいから8000円くらい)でできるので、慣れていない方はバイクショップにもっていく方が無難です。
それほど大きな費用は掛からないので、専門家にしっかり作業してもらいましょう。