事前にサビを落としておくことで査定額がアップ
バイクを買取査定に出す時に悩むのが、車体に付いたサビは落としておくべきかどうかです。
これは業者の判断にもよりますが、可能な範囲で落としておいた方がよいでしょう。
たとえば、しばらく乗っていなくてホコリのかぶったバイクがあったとします。
そういうバイクを査定に出す時は、事前に洗車したりぴかぴかに磨いたりするのではないでしょうか。
見た目がきれいな方が査定員の印象が良くなると考えるからです。
確かに、汚いバイクよりきれいなバイクの方が好印象でしょう。
汚いままではオーナーのバイクの扱い方全般を疑われますから、査定員としても「どこかに不具合があるんじゃないか?」と疑いの目で見てしまうからです。
ぴかぴかのきれいなバイクなら、「ふだんから丁寧に扱っていたんだな」と思ってもらえます。
しかし、洗車したからからといって確実に査定額がアップするとは限りません。
いくらきれいにしても雨の日に乗れば雨水や泥などで汚れますし、かといって雨の前後で査定額が大きく変化しないのと同じことです。
なるべくきれいにしておくことは大切ですが、洗車の有無が査定に大きく響くということはありません。
一方、サビはどうでしょうか。
サビだって、素人が落とせる程度のものならプロの手にかかれば簡単に除去できるでしょう。
ということは、雨の汚れと同じくサビが付いたままでも査定に大きな影響はないように思えます。
しかし、特に激安を売りにする業者に多いですが、買取業者によってはサビの付いたバイクはサビの付いたまま売るところがあります。
サビを落とせばきれいになるとはいっても、そのために余計な人件費を割いていられないと考えるからです。
こういう業者に査定してもらう場合は、ご自分であらかじめサビをきれいに落としておいた方が査定額にも良い影響を与えるでしょう。
自分のできる範囲でかまわない
買取先によってはサビをなるべく落としてから査定してもらった方がよいとは述べましたが、それほど神経質になる必要はありません。
小さな傷やサビ程度では評価に大きな違いはありません。
高価な薬剤をそろえて時間をかけて一生懸命修復しても、かけた費用と手間に見合うほど査定額はアップしないものです。
ただ、ホイール回りの気になりやすいポイントだけ重点的に落としておきましょう。
サビによってはちょっとやそっと磨いたぐらいでは、落ちないものもあります。
そういうサビまで無理に落とそうとして、車体に影響が出てしまうとかえってマイナスです。
塗装面は磨きすると反ってしまうことがあるので注意してください。
自分では難しいと思った時は、そのままの状態で査定に出して大丈夫です。
変にいじるより、ありのままの方が良い結果になることもあります。