モトグッツィの歴史
モトグッツィは1921年に創業したイタリアのバイクメーカーです。
イタリアというとベスパやピアッジオ、ドカッティなど個性的なメーカーで有名ですが、モトグッツィも非常に個性的なモデルを長年輩出してきており、世界中にファンがいます。
モトグッツィといえば鷹をかたどったエンブレムが有名で、確固たる地位を確立したメーカーでしたが、経営難から経営権は移行し、現在は同じくイタリアのピアッジオ傘下となっています。
それでも、モトグッツィの人気は健在です。
従来はクラシックなモデルが多かったですが、最近はスポーティーなモデルも増えつつあります。
モトグッツィのバイクの特徴
モトグッツィのバイクの特徴は、そのイタリアらしいソフィスティケートされたデザインと伝統的なエンジンです。
最高速度や馬力、トルクなどの数値では示しきれない魅力があると言えるでしょう。
そのなかでも、モトグッツィの特徴をあえて挙げると以下のようになります。
まず、エンジンが縦置きであることです。
クランクシャフトと車体が平行になっており、前者が右に回転している時にエンジンを吹かすと、トルクの反作用により車体が左に傾きます。
そのためコーナーリングでは違和感を覚えることもありますが、それがモトグッツィの味でもあります。
馬力はそれほどないと言われますが、その分モトグッツィのバイクは扱いやすいと言えるでしょう。
コーナーリングに違和感を覚えることもあると述べましたが、慣れさえすれば意外と乗りやすいはずです。
また車体サイズが大きいため、乗っていると安定性が優れていることがわかります。
もう一つ、ドライブシャフトを使っているのもモトグッツィの特徴と言えるでしょう。
チェーンとは違って、走り出しに後ろから突き上げられるような感じがします。
逆にアメリカ車は引っ張られるような感じですが、そういう国ごとの違いも海外ブランドのバイクに乗る楽しみです。
加えて、黄色や赤といった個性的なカラーリングもモトグッツィのバイクの特徴です。
なかなかバイクの車体に見られない色使いですが、それを上手にデザインしたところがモトグッツィらしさでもあります。
モトグッツィの高価買取のポイント
モトグッツィのようなイタリア車の場合、イタリア車を得意とするバイク買取業者に査定を依頼しましょう。
国産車中心の業者だと、モトグッツィのバイクを正当に評価できない可能性があります。
バイクの買取業者は業者ごとに得意分野が異なるため、過去にモトグッツィを多数査定してきた業者に絞って査定を依頼してみてください。
愛着を感じやすいモトグッツィのバイクですが、いったん売ると決めたなら早めに査定に出すのが高価買取のポイントです。
年式が下がるほどマイナス査定になるのがバイクですから、売りたいと思った時がベストタイミングと言えます。