バイクから発生する異音の原因
バイクから「カチカチ」という金属音がする時は、エンジンの吸排気で重要な役割を担うカムシャットとタペットという部品がぶつかり合っていることが考えられます。
この音は「タペット音」とも言われますが、この音自体に重大な問題はありません。
バルブの開閉で動作する部品ですので、新品のバイクでも耳を澄ますと音が聞こえることがあります。
しかし、音が大きい時は注意しましょう。
エンジンに大きな負担がかかっているとも考えられます。
次に、エンジンの回転数の低下とともに聞こえる「ジャラジャラ」という異音です。
これはカムチェーンに異常があると考えられます。
カムシャフトを動かすのに必要な部品がカムチェーンですが、摩耗しやすいためいずれは交換しなければなりません。
異音がした時は交換の時期だと考え、早めに対処しましょう。
エンジンの下の方から乾いた異音が聞こえる時は、クラッチに異常があると考えられます。
ここも頻繁に摩擦する部品ですので、時間が経つと摩耗してしまいます。
クラッチハウジングやフリクションプレートの交換を考えましょう。
ブレーキをかけると「キー」という異音が発する時は、ブレーキに異常がある可能性があります。
ブレーキパッドが正しく接触面と接していない可能性大です。
危険にも直結しますので、ブレーキから異音が聞こえた時は早急に点検してもらいましょう。
そのほか、ガタガタとハンドルを動かすたびに音がすることがあります。
マフラーやベアリングに異常がある可能性を考えましょう。
特にマフラーに異常があると、排気が正常どおりできなくなっている可能性が高いため燃費の悪さにもつながってしまいます。
異音の発生するバイクでも買取は可能なのか
異音がするバイクであっても、業者次第では問題なく買い取ってもらえます。
バイクの買取業者にはさまざまな種類がありますが、故障車でも買い取ってくれるところもあるのです。
そういう業者は、動かないバイクでも分解して使える部品を取り出し、それを再利用して利益を上げています。
というわけで、異音の発生するバイクであっても買取自体は可能です。
しかし、故障車を買取するような業者にそのままの状態で売っても金額は期待できないでしょう。
できるだけ高値で売りたいのであれば、なるべく手入れしてバイクのコンディションを整えてから査定してもらうようにしてください。
業者によっては、異音の出ているバイクの買取はしないというところもあります。
たとえ買取可能でも査定で著しいマイナスポイントになることもあるので、その辺は覚悟しておきましょう。
できるならまず異音の原因を突き止め、それほどコストがかからないなら部品交換などで異音を解消してから高額買取に力を入れる業者に査定を依頼することです。