バイクのセルモーターはメンテナンスが必要
バイクにはセルモーターというパーツがありますが、メンテナンスが必要ということは意外に知らない人も多いです。
もちろん日ごろからこまめに手入れをする必要はありませんが、半年や1年などある程度の期間が経ったら、メンテナンスをして良い状態に保つことが大切です。
バイクで走行していてトルクが落ちてしまったり、セルボタンスイッチを押してもクラッキングなどが行われなかったりする状態の場合、セルモーターはトラブルを起こしている可能性があります。
こうしたことは起きてから対処するのでは遅い場合があるため、前もって気にしておくことが大切です。
セルモーターのメンテナンスのために、まずは必要なものを準備しましょう。
それほど多くのものが必要になるわけではなく、まずパーツクリーナーを用意します。
パーツクリーナーは、本体の清掃を行うために使うものです。
もしくはエアガンでも良いため、自宅にあればそちらを使っても問題ありません。
もしどちらもない場合はホームセンターなどで購入しておきましょう。
セルモーターの分解は慎重に行う必要がある
セルモーターをメンテナンスするときには、本体を分解する必要があります。
まずは慎重にバイク本体からセルモーターを取り外し、エンドカバーを取り外しましょう。
このとき、モーターを縦にした状態で作業をすることが大切です。
横にしたまま作業をすると、本体内部にある部品がいきなり出てきてしまう可能性もあるため気をつけましょう。
本体にはアーマチュアという軸の芯があります。
これにはスラストシムと呼ばれるパーツが入っており、後で元に戻すときに取り付けるのを忘れてしまうとトラブルの原因になってしまいます。
必ず忘れないよう、にわかりやすい場所に置いておきましょう。
こうして分解行ったら、清掃をしていきます。
セルモーターの本体の内部には汚れや水分が溜まっていることがあります。
こうしたものを拭き取り、きれいにしていきます。
このとき、パーツクリーナーもしくはエアガンを使うと、きれいに清掃作業を行うことができます。
特に気をつけたいのは、エンドカバーの内側です。
意外と見落としやすいポイントですが、汚れなどが付着して汚くなっていることがよくあります。
丁寧にしっかり清掃しておきましょう。
本体を元に戻すときには、必要なパーツをしっかり組み上げる
掃除をし終わったら、セルモーターの本体を元の状態に組み上げます。
このときに必要なパーツを入れ忘れてしまうと、逆にモーターの調子が悪くなってしまいます。
必ず取り外したパーツの場所を覚えておきましょう。
もし自信がなければ、バイクショップのスタッフなどに依頼するほうが良いでしょう。